企業が環境に配慮すること

プラスチック製の包装容器や使い捨ての製品について『脱プラスチック』の動きが顕著になっています。

すでにご存じのようにアメリカのスターバックスがプラスチック製ストローを廃止するとしており、こうした動きはアメリカだけではなく世界中で見られます。

海洋汚染の原因であると問題視されたことによる『脱プラスチック』の流れは消費者の選択肢がないまま進んでいます。
企業にとっての環境に配慮したサービスは、はたして消費者に受け入れられるのでしょうか?

 

 

株式会社マクロミルの調べ(https://honote.macromill.com/report/20181023/)によると、プラスチック製の包装や使い捨て容器について、65%以上の人が不要・過剰だと思っており、思わないの16.9%を大きく上回っています。

 

 

また、不要・過剰だと思う製品についての回答では、『外包装フィルム』がもっとも多く56.7%。次に多いのが『使い捨てストロー』、その他『使い捨てスプーン・フォーク』や『通販などの緩衝材』が40%を超えた回答になっています。
また普段から割り箸やストローをもらう事を断るとした人が23.8%となっており、およそ4人に1人は断っているという状況です。

これらは誰もが手に取った事があるものばかりで、共感できる部分も多いのではないでしょうか。

 

こうしたデータを見る限り、環境問題への企業の取り組みは必ずしも一方的なものではないことが分かります。
それを裏付けるデータがこちら。

 

 

環境に配慮したパッケージや製品を提供する企業や製品の印象への問いに対して、企業イメージが良いと回答した人は『当てはまる』・『どちらかといえば当てはまる』を含めると80.1%。

ただ、価格が上がっても環境に配慮したパッケージや製品を買うと回答した人は36.2%と否定的な回答の42.2%を下回り、価格上昇を許容しない本音が見えます。
そして、多少不便になっても環境に影響のあるパッケージや製品は必要ないと回答した人は53.9%と否定的な42.2%を若干上回る結果でした。

 

 

最後に、『企業の環境配慮によりサービスの質が低下することを受け入れるか』との問いには、27.8%が『受け入れる』。48.3%が『どちらかというと受け入れる』と回答し、大多数は肯定的であると言えます。

企業の環境に配慮した取り組みにより、これまでのサービスを改める事は概ね受け入れられるとみて良いでしょう。そして今後も多くの企業の取り組みにより、これまでの消費者の『当たり前の基準』も改められるのでしょう。

 

とはいうものの、急激な方向転換を可能とする企業ばかりではありません。そして消費者の考えも改めて考慮する必要があります。
4人に1人が受け取る事を拒否している割り箸・ストローであっても、残りの3人は必要としている事を鑑みると、企業が割り箸・ストローを全く提供しないというのは難しいでしょう。

 

そこで、例えば弊社でも以前から提供しているペーパーストローは、自然環境化において微生物によって分解されるという生物分解性があります。
単価でいえばプラスチックストローを上回りますが、『脱プラスチック』活動の原因である海洋汚染対策にもなる環境に優しいストローです。

すべての消費者にゴミを捨てさせないというのは、事実上不可能といえます。であれば捨てられたとしても自然に分解され、自然に影響を与えないことが望ましいでしょう。
消費者の意識が統一されていない以上は、ただ廃止するだけでは不満がでるのは間違いありません。企業としても代替手段が必要であると考えた先がこうした『環境に優しい製品』です。

消費者に提供した商品が最終的に行き着く先を考えることが、企業の立場として持つべき環境保護の視点なのでしょうね。