最近日本でも聞くようになったヴィーガンや、ハラル、コーシャ認定といった言葉を知っていますか?世界では皆が気持ち良く暮らしていくための配慮として広く認識されています。そんな世界基準の認証を受けているフレグランスオイルが新商品として登場!詳しい説明と共に活用方法をお伝えしていきます。
誰もが住みやすい社会へ!多様性のある社会に求められる配慮とは?

約2年半ぶりに日本も国境が完全に開かれ円安の影響もあり、これから多くの訪日外国人観光客が日本を訪れます。そうした中で良く叫ばれているのが「フードダイバーシティ(食の多様性)」という言葉。
世界には、宗教や信念または健康上の理由などから、食に対して様々なタブーを持つ人が数多く存在しています。それらの違いを尊重し受け入れる環境がフードダイバーシティと呼ばれており、誰もが同じテーブルを違和感なく囲んでそれぞれ食事を楽しめるようになることを目指しています。国際社会ではこうした配慮は今では当たり前のこととして各所で見られ、これらは食べ物だけにとどまらず化粧品や日用品にまで広がりを見せています。
宗教が絡むと特に複雑で難しいことのように思いがちですが、要は誰もが自分にあった食事や商品を選んで気持ちよく暮らしていくための配慮として、それらの表示を行っていこうという動きです。それらの言葉の意味を知り、そして対応している物には表示を行う、これだけで気持ち良く快適に過ごせる人が増えるなら、行動を起こす価値がありますよね。
ヴィーガンやグルテンフリー、ハラルやコーシャ認定って何?

多様性の時代に、様々な背景を持つ人々が居ることを知るのはとても大切なこと。そのためにも、それぞれの言葉の意味を知っていきましょう。
・ヴィーガン
ヴィーガン(Vegan)とは完全菜食主義者のことで、お肉や魚介類など動物性食品を避け、野菜やキノコ類、豆類などの植物性食品を中心に食事をします。ベジタリアンとの違いとして、ヴィーガンは卵や乳製品を含む動物性食品を一切口にしません。また食事面だけでなく、動物実験された日用品を使用しない、毛皮や革製品を身に着けないといった人もいます。
・グルテンフリー
グルテンフリーとはグルテンを含む食品を摂取しない食生活のこと。グルテン(Gluten)は、小麦や大麦・ライ麦などに含まれるタンパク質の一種で、グルテニンとグリアジンという2種類のタンパク質が絡み合ってできたものです。グルテンには食品をふっくらさせたり弾力を持たせる性質があり、この性質を利用してパンやケーキ、ピザやパスタなどが作られています。日本ではあまり多くありませんがグルテンにアレルギー症状を持つ人や、美容や健康のためにグルテンフリー生活を実践している人もいます。
・ハラル
ハラル(Halal)とはイスラム教の教えにおいて『許されている』という意味のアラビア語。イスラム教の人にとってハラルとは、食べることが許されている食材や料理、行って良い行動や行為、服装といった生活全般の指標のようなものです。具体的には、豚肉やアルコール、それ以外にもイスラム法に則って処理がされていない食肉などもあります。処理方法や調味料など一見しただけではハラルかどうか判断できない物も多くあるので“ハラル認証”と呼ばれる物があり、基準を満たしている物には認証マークが表示されます。ただしハラル認証は、各国の政府機関や団体ごとに基準や運用が異なります。
・コーシャ
コーシャ(Kosher)とはユダヤ教で定められた食べ物に関する規定のこと。ユダヤ教には旧約聖書の戒律に基づいた細かい規定がいくつもあり、動植物をはじめとして、添加物、設備や道具、製造過程からパッケージ、そして食べ合わせに関するものまであります。具体的には、肉類は蹄が分かれていて反芻する動物である牛、羊、山羊、鹿などは食べられますが、反芻しない豚や兎は食べられません。鳥類でも、捕食性をもつ鳥である猛禽類やカモメ、カラスなどは食べることが禁止されています。魚介類では鱗やヒレのある魚が食べられますが、タコやイカ、貝類、エビやカニは食べることができません。調理方法では同じ料理に乳製品と肉製品を使用してはいけないという決まりもあります。これらもハラルと同様に一見して判断するのが難しいため、“コーシャ認証”と呼ばれる物があり、日本にもいくつかコーシャ認定団体があります。
これらはレストランのメニューや日用品に表示され、自分に合った商品を選ぶ基準にされています。この機会に、自分の身の回りにも表示があるか是非探してみましょう。
自分には関係ない!?ヴィーガンやハラル、コーシャ認定商品との付き合い方

ヴィーガンやハラル・コーシャ認定などは、自分には関係ないと感じる人も居ると思います。でも、配慮を必要としない人にとって関係がない事で終わってしまうのは勿体ないんです!例えば、それぞれの認定を商品に表示するには厳しい基準が設けられており、基準を満たすのは原料はもちろんのこと製造方法にも厳しいチェックが入っているので品質の保障にも繋がります。またプレゼントなど人に贈り物をする時に、配慮が必要かどうか確実でない場合は認定商品を選ぶ方がより確実に喜んで貰えますよね。このように自分には関係ないで終わらせずに上手く生活に取り入れて生活してみませんか?
世界基準の認定済!高品質なフレグランスオイル

今回ご紹介するのは、新しくラインナップに加わった【フレグランスオイル】。このオイルは国際香粧品香料協会(IFRA)の基準を満たした化粧品グレードの高品質が特徴です。そして、コーシャおよびヴィーガンの認証も受けており、更にパラベン、フタル酸エステルフリーでもあります。
パラベンとは防腐剤の一種で、極稀にパラベンでアレルギーを起こす人がいます。そしてフタル酸エステルは、プラスチックを柔らかくするために使用され、プラスチック製品だけでなく化粧品など多岐に渡って使用されています。フタル酸エステル類の一部の物質は、動物の胎児や子供に対して影響が認められているとの報告も一部あり、世界的にも未だに不明な点も多く、これらの物質の危険性については議論が行われています。ただ、影響があるかもしれないのであれば、フタル酸エステル類を使用していない商品を選ぶ方が安心ですよね。
フレグランスオイルの香りは18種類もの中からお選びいただけ、【イングリッシュラベンダー】や【ジャスミン】などの定番の香りから、【アサイーベリー】や【ウォーターメロン】といった珍しい香りもあり、必ず好きな香りに出会えるはずです。
このように人にも地球環境にも優しい成分でできたフレグランスオイルは、手作りのキャンドルや石鹸、ハンドクリームなどの香り付けに最適です。ただし、アレルギー体質等、皮膚の弱い方だけでなく、体質や体調によっては、肌に何らかの影響があることがあります。お肌に塗布する際には自己責任でご使用願います。
フレグランスオイルを使って手作りリードディフューザーで部屋をお洒落にレベルアップ
新商品のフレグランスオイルの活用方法は、手作りキャンドルや石鹸だけにとどまりません。今オシャレインテリアアイテムとして大人気のリードデュフューザー作りにも最適なんです。しかも用意する物はたったの5つだけ。あなたも手作りリードディフューザーに挑戦してみませんか?
*材料*
・容器(ガラス製でボトルのような口が狭いものが適しています)
・お好きなキャリアオイル(無臭の物が良い)または無水エタノール
・リードスティック(竹串や籐など)5本程度
・お好きな香りのフレグランスオイル
・混ぜる用のカップ
*作り方*
・ディフューザー容器半分より少なめの量を、混ぜる用のカップに入れる
・好きな香りのフレグランスオイルをカップに加えて混ぜ合わせ、ディフューザー容器に流し込む
(キャリアオイルとの比率が1対3になるように分量を調節)
・リードを容器に入れれば完成!
お好みでリボンやシールなどで容器をデコレーションするのもお勧めです。
リードディフューザーは香りを楽しめるだけでなく、インテリア雑貨としても活躍してくれる上に、オイルを注ぎ足すことで長く楽しめることができるエコアイテムです。手作りリードディフューザーで自宅をよりリラックスできる空間へと変身させましょう。
今回ご紹介したフレグランスオイルは、ヴィーガンやコーシャの認定を受けている世界基準でも高品質なオイルです。これからの時代に多様性を認識することはとても大事なこと。でも難しく考えすぎずに、好きな香りと共に多様性のあり方について少し触れてみてはいかがですか?