手作りロゼットで彩りを!楽しく・華やかな世界の卒業式を真似しよう!


寒い冬から少しずつ暖かくなり春の訪れを感じる3月といえば、卒園・卒業シーズン。一緒に遊んだお友達、お世話になった先生、大きな希望を胸に卒業していく生徒、これまで楽しい時間を共にした大切な人たちとの別れの季節です。そこで「おめでとう」や「ありがとう」の気持ちを手作りギフトに込めてプレゼントしてみませんか?誰でも簡単に作れて華やかなプレゼントのアイデアを紹介します。

時期や服装は?日本と海外の卒業式はどう違うの?


日本では別れや旅立ちの季節と言えば3月ですが、世界を見渡すと国によって卒業式の時期もバラバラです。少し前に日本でも議論になっていた“9月入学”という言葉がある通り、アメリカ・イギリス・フランス・中国など海外の多くの国では9月から新学年がスタートします。そのため卒業式が行われるのは6~7月になり、その後長い夏休みへと入ります。また南半球のオーストラリアでも長い夏休み前に卒業式があるのは同じですが、北半球とは季節が逆になるためその時期は12月。実は3月に卒業式を行う国の方が少ないんです。

もちろん時期の違いだけでなく、服装だって違います。海外ドラマや映画で見かける卒業式と言えば、お揃いの長いガウンと角帽を着た姿ですよね!この衣装はアカデミックドレスと呼ばれ、卒業式の定番として多くの国・学校で着用されています。式の最後には、卒業生の皆で角帽を投げるハット・トスで締めくくるのがお決まりです。

このように国や地域によって卒業式の時期も違えば、祝い方から雰囲気まで違ってくるのですが、子ども達の成長と新たな旅立ちを祝う親や周囲の人たちの温かい気持は万国共通です。

幼稚園だってダンスパーティー!?卒業式にはディスコタイム!


日本と海外の卒業式の違いは時期や服装だけに留まりません!それは卒業式に対するイメージの違いです。卒業式とは英語で『Commencement(コメンスメント)』と言い、その意味は“はじまり”。つまり卒業式は学校生活の終わりというイメージよりも、人生の新しいスタートを切るお祝いの日として認識されています。そのため、日本の卒業式のように厳粛な雰囲気の中、友達との別れを惜しむ少し寂しいイメージとは違い、欧米では今まで自分が頑張ってきた成果を褒め称え、新しいステージへと進む第一歩といったイメージ。なので式全体が明るくハッピーな雰囲気に包まれます。

その雰囲気が良く伝わる動画があります。2015年アメリカの卒業式の動画で、卒業生代表がスピーチを行っている終盤、突然テイラー・スウィフトの曲が流れ出し踊りだします。

(動画の4:40~始まります)

すると会場からは歓声が起こり、他の卒業生達も次々と立ち上がり一緒になって踊り出し、最後には楽しそうな雰囲気たっぷりの大合唱とダンスが繰り広げられるのです。この動画は、YouTubeで公開されると10日ほどで220万回も再生された人気動画となりました。

この動画は高校の卒業式ですが、海外では幼稚園の卒園式にだってこのようなディスコタイムがあるのも珍しくありません。幼稚園でも小さなアカデミックドレスを着用したかわいい園児たちがポップな曲に合わせて思い思いのダンスを楽しみます。これは卒業式のクライマックスで、園児達だけでなく先生も踊りに加わり、ある程度盛り上がったら簡単な立食パーティーへと流れていきます。

もちろんアカデミックドレスを着ない幼稚園も多く、その場合はドレスコードの色が決まっていたり、お揃いのロゼットを付けるなどして一体感を演出しています。

日本の厳かな雰囲気の卒業式とは違って、みんながとにかく楽しい時間を過ごそうとしているのが伝わってきますよね。

華やかなアクセントに!ロゼットって何?どうやって作るの?


ロゼットとは、バラの花をモチーフにした胸飾りです。元々はヨーロッパの勲章が元になったもので、海外では敬い称える象徴として、またはおもてなしの気持ちを表すアイテムとして用いられています。日本では、マタニティマークをロゼットで作った物がきっかけで知名度が上がり、最近では入学式や卒業式、また結婚式などで名前を入れて使うなど見かける機会が増えています。

ロゼットは、リボンがプリーツ状に縁取られて華やかな印象を与えてくれるので祝いの場に最適なアイテムです。卒業式など子ども達の特別な日に胸元に飾れば、ちょっと誇らしい気分にさせてくれるロゼットを手作りしてみませんか?

ロゼットはリボンが幾重にも折り重なり複雑な構造をしているように見えるので、手作りできるか不安になるかもしれません。でも、そんな心配は無用です!【ロゼットキット(両面サテン】を使用すれば、初めての方でも簡単キレイに作ることができるんです。

このセットは、ロゼット5個分の材料がセットになったスターターキットで、接着剤だけ用意すれば直ぐに制作に取り掛かれます。ロゼットの作り方を説明した動画もご用意していますので、制作途中も迷うことはありません。

リボンも色やタイプも豊富に取り揃えていますので、自分の思い描く理想のデザインのロゼット作りに挑戦してみましょう!

卒園・卒業式のお祝いに!手作りロゼットを贈ろう


これから卒園・卒業式を迎える子ども達の成長と新たな旅立ちをお祝いする気持ちを、手作りロゼットに込めてみませんか?きっと忘れられないプレゼントになること間違いなし!しかも形に残るので、素敵な思い出としてずっと取っておくことが出来ますよ。そんなプレゼントにおすすめのアイデアをご紹介していきます。

先ずはロゼット中央に印刷する文字!色んなデザインが考えられますが、例えば『Congratulations!+学校名+名前+日付』のように、特別な日の思い出がしっかり記録されている内容がお勧めです。小さいお子さんなら『名前+将来の夢+日付』も、その瞬間の思い出を記録できます。また更にデコレーションを加えたい方には、メダルなどに用いられる月桂樹の葉のデザインを周囲に加えるとより本格的に!

そしてロゼットのメインと言えば、リボン。色味はもちろんのこと、幅や素材、プリーツのデザインまで幅広い種類をご用意していますので、細部までこだわったロゼット作りが可能です。シルキーで上品な光沢が特徴で定番の【両面サテン プリーツリボン】は、30色以上もの色味と2.5㎝1.5㎝の2種類の幅をご用意。【オーガンジー プリーツリボン】は、上品な光沢と透け感が特徴で、柔らかいイメージを与えてくれます。またプリーツの形状がより複雑な【グログラン プリーツリボン】は、ややマットな質感で重厚感を演出してくれます。

より華やかなロゼットを作りたい場合には、幅の違うリボンを重ねたレイヤータイプのロゼットがお勧め。例えば、同色系の濃淡リボンを重ねたり、同色でも素材の違うリボンを重ねるなどアレンジは無限大!

これらのオリジナルデザインのロゼットを制作する際には、キットではなく【くるみボタンパーツ 47MM (足なしタイプ)】と【ロゼット製作ガイド&アクセサリー】にある個別のパーツとをご利用ください。



複雑そうに見えるロゼット作りも、プリーツ状になったリボンやキットを活用することで誰でも簡単にオリジナルロゼットを制作することができます。世界に一つだけのロゼットを胸に、素敵な卒園・卒業式を迎えてみませんか?

子ども達の成長と新たな旅立ちを祝う卒業式には、華やかな場に相応しいロゼットがピッタリ!お祝いの気持ちと愛情をたっぷり込めて、子ども達へ手作りロゼットを贈りましょう。式が終わってからも素敵な思い出として、写真と一緒に飾れば一生の思い出です。